シンプルケア導入編でもチラッと触れていますが、
スキンケアを変えることで、
一時的に肌の状態が悪くなる(好転反応)ことがあります。
そして、状態の悪化と共に訪れるのが…
ハイイロネコ
今日は、シンプルケアへの移行を挫折してしまう、
3つの理由を紹介しておきます。
目次
理由1. シンプルケアも角質培養も素人由来
化粧品に頼らず、
肌本来の機能を活かすためのスキンケア =「シンプルケア」。
ひと昔前にネット上で流行した
「角質培養」とほぼ同様なのですが…
いずれも素人の間で生まれた言葉+メソッドで、
専門家や医師が提唱しているわけではありません。
- 「皮脂膜はあった方が良い」というセオリー
- 「皮脂膜」がある肌が健康で利点が多い
と言う点は医学的に見ても相違ないはずなのですが…
そのことを全面的に推奨したり、
事細かに教えてくれる皮膚科医にはあまりお目にかかれません。
ましてや「角質培養」などという言葉は、
たぶん鼻で笑われます。
つまり、シンプルケアと角質培養のメソッドには
明確な医学的根拠がありません。
それでも最初はネットの記事に共感したり、
情報を収集してわかった気になって息巻くものの…
いざ肌の状態が悪化してしまうと、
そこに大きな「不安」が生まれます。
ハイイロネコ
と思ったときに、
これらの医学的根拠のなさが最大のネックになります。
理由2. 好転反応という曖昧で胡散臭い存在
このブログでは「好転反応」という言葉を使用していますが…
この言葉が実に曖昧で、
医学的根拠のないものだということは重々承知しています。
ただ単に「快方に向かう際に現れる、一時的な反応」という現象を
一言で表したいだけなのですが…
この言葉を乱用した怪しい商法が蔓延していることもあって、
良い印象がないのも事実です。
そして、言葉の曖昧さと同様に、
この現象そのものにも医学的根拠はありません。
つまり、これも「信じる、信じないは自分次第」の世界。
実に曖昧で、胡散臭さすら漂う好転反応(笑)
そのくせ、割と強烈な症状が出ることもあるので…
ハイイロネコ
と不安になってくると、
やっぱり信じられなくなる可能性が大きいのです。
理由3. 正解のないスキンケア
シンプルケアや角質培養に関する情報は数あれど、
- 方法(やり方)
- 推奨する化粧品
- 成分情報
どれもまったく同じものはありません。
ハイイロネコ
と思うかもしれませんが、よーく考えてみてください。
一般的なスキンケアや化粧の方法だって
「正解」があるわけではありません。
メーカーのカウンターで教えてくれるスキンケアは、
自社製品を売るためのもの。
雑誌やネットのスキンケア情報や製品紹介も、
所詮は「提案」に過ぎず…
何を信じて、何を選ぶのかを決めるのは自分自身ですよね?
さらに、
それが自分の肌に合うのかを判断するのも自分自身。
シンプルケアだって同じ、
「正解」はありません。
誰かが勧めているものや口コミ評価の高いものを使ったのに、
ハイイロネコ
なんてことも、山ほどあります。
そうやって試行錯誤を重ねて初めて、
自分の肌に合ったスキンケアや製品に出会えるのは…
シンプルケアだって同じなのです。
挫折をしやすいのは依存体質の人
上で述べたとおり、
医学的根拠も正解も存在しないシンプルケアへの道。
だからこそ疑う余地は腐るほどあり…
誰かに聞いても100%納得できることはありません。
要は、
自分が信じられる情報 + 自分の肌と向き合って試行錯誤
を重ねるしかないのです。
何でも人に聞かないと解決できないタイプの人は…
それこそ「好転反応」という名の肌荒れでパニックになって、
挫折する可能性大です。
ハイイロネコ
そうならないうちに、止めた方が懸命かもしれません。