美容医療はどこまでやるべきか ④:失敗のリスクと不自然を避けるのが吉

前回、前々回とで美容医療を頼った方が良い症状と、その詳細をお伝えしました。

「で、結局のところどこまでやれば良いの?」

と言う疑問に対しての、結論をまとめます。

ハイイロネコ

キーワードは「不自然」、客観性と判断力を!!

美容医療の可能性と失敗とは?

再生医療まで登場した今日、「もう一個目を増やす」とか以外に出来ないことはない…

と思うくらい、たいていの欲望は叶えられるレベルに達してきています。

ただ、そんな美容医療の技術も…

  • 全てが最高の技術とセンスを持って提供されるか
  • 患者の骨格や肌質、顔の造りに対して自然に馴染むか

と言う点においては、まだまだ格差があるのが現状。

そこで懸念すべきなのが、医師の経験・知識・技術不足によって起こるミス=失敗

レーザー治療で火傷を起こしたり、注入や外科手術系の治療で後遺症が残ったり…

ハイイロネコ

そんなあからさまな失敗だけではありません!

患者の立場からすれば、自分の希望した仕上がりとかけ離れれば離れるほど「失敗」だと感じます。

何を持って「失敗」と見做すかの基準は難しいですが…

出来るだけ自分の希望どおりの治療(仕上がり)を望むのであれば、以下の点を心掛けて下さい。

  • 医師(病院)選びを慎重に。
  • 治療のリスクをある程度把握(勉強)する。
  • を出しすぎない。

美容医療における、そもそものリスクと懸念

政府広告オンラインによると…

美容医療の消費者トラブル相談件数は2014年をピークに減り続けており()、医療の質も風通しも良くなっているように思えます。

 政府広告オンラインのページ 見る

しかし一方で…

ハイイロネコ

こんな記事もあるので、ご参考まで。

レーザー治療は焼畑農業?

肌再生医療専門医院の院長先生が、ブログに書かれている記事です。

参考 若返り治療は焼畑農業と同じ〜創傷治癒による肌再生の嘘〜肌再生医療 | J.YOSHIDA CLINIC

レーザー等を使用したアンチエイジング系の治療に対する見解が書かれているのですが…

要は、創傷治療)が焼畑農業と同じだと言うお話です。

肌の内部に熱によるダメージを与えて、細胞の活性化やコラーゲンなどの再生を促す治療

この説が正しいのか否かは、素人の私には判断出来ませんが…

以下の一文に関しては、なんとなく納得できるような気もします。

何度も殴られ痛めつけられることで、どんどん元気になったり若返っていくような生き物はいないのです。

(同サイトより引用)

そもそも、顔に照射する美容目的のレーザー治療が導入されはじめたのは、2004年あたりのこと。

たかだか十数年の歴史、かつ当初は今ほど一般的ではなかったことを考えると…

長年(10年以上)に渡って治療を受け続けた場合の症例がほとんどない、と言う事実も。

つまり、フォトRFを40歳から60歳まで続けた場合の末路は…

ハイイロネコ

まだ誰にもわからない

と言うことになります。

再生医療にもトラブル?

こちらは少し前の記事ですが、NHKの「クローズアップ現代」より。

参考 追跡 再生医療トラブル ~体性幹細胞治療の闇~クローズアップ現代(NHK)

肌の再生医療には触れていませんが、幹細胞治療によるトラブル例などが掲載されています。

(安全性確保に関する規則および施行規則の一部は2019年4月1日付で改正。)

ハイイロネコ

実際のところどうなの?

と思って調べてみましたが…

肌の再生医療で失敗した例は、今のところ「FGF製剤(線維芽細胞増殖因子)による治療(一部の治療法)」以外はほとんどありませんでした。

ただ、実際に治療を受けている人の数がまだまだ圧倒的に少ないのも事実。

いずれにしても、法改正によってより安全性が高まることに期待です。

レーザートーニングの真実?

こちらは形成外科医による「レーザートーニング」のからくりを掲載しているサイト。

参考 レーザートーニングの真実 TOPページレーザートーニングの真実

特に気になるのは、「肝斑の増悪」について。

以前は禁忌とされていた肝斑へのレーザー治療が、このレーザートーニングの登場によって可能になったと言われているのですが…

こちらのサイトの記事を読むと、

ハイイロネコ

本当か??

と思ってしまいます。

肝斑の憎悪だけでなく、白斑を作ってしまう症例なども掲載されているので…

肝斑治療を考えている方は、ぜひご一読を。

出来るだけ避けたい「不自然」のリスクと「不自然」になる要素

美容医療を受けるなら、失敗のリスクと同じくらい重要視していただきたいのが…

不自然」と言うリスク。

個人的には、不自然な仕上がりも失敗のひとつだと思っているので…

美容医療をどこまでやるかと考えた時に、線引きをしたいと思うポイントが「不自然」です。

不自然なケース1:やりすぎ(度合い)感

芸能人でもたまに見かける、明らかに「何かしたでしょ?」という人。

久々に表舞台に出てきたと思ったら…

顔が妙〜にパンパンになっていたり、光の加減で肌がボコボコして見えたり。

美しさを商品にしている彼女たちなら、美容医療も一流のものを受けているはず…

なのに、誰が見てもバレバレな入れすぎヒアルロン酸ややりすぎボトックス。

 たぶんこれ、医師の腕やセンスだけではなく、ご本人の「」も原因だと思われます。

ハイイロネコ

人は概して欲深い生き物…

一つ悩みが解消されると他のところが気になったり、もっと高い効果を望んでしまうものです。

不自然なケース2:バランスの崩れ

これ、大事なので声を大にして言います…

ハイイロネコ

バランスは大事です!!!

人の顔の印象は、全体のバランスで決まります。

極端に言えば、美しいパーツが並んでいても、配置が崩れていたら「美人」ではありません。

同様に、若さや美しさの印象も全体のバランスで決まります。

どんなに顔だけ弛みを引き上げて、シワもなくしてぷるっぷるの美肌に仕上げても…

その他のちょっとしたところに年齢は出ています。

  1. 白目の色が濁っている
  2. 歯や歯茎の、歯茎の上がり具合(歯が汚いのは論外)
  3. 首筋や首の横線
  4. 髪の毛の質感ツヤ
  5. 体型姿勢

もっと言えば手の甲や肘の着色とか、膝が人面膝とか…

たくさんあるのですが、第一印象で顔と同時にパッと目に入ってくるのがこの5点。

肌以外は疎かなのに、無理やり肌だけ若返らせても…

ハイイロネコ

残念ながら若くは見えません。

むしろ年齢を感じさせる他のパーツとのギャップが「不自然さ」を生み、見る人の心に…
(以下自粛)

不自然なケース3:やりすぎ(回数)+バランス崩れ

最初はここにヒアルロン酸、次はここにボトックス、そのあとレーザーで全体を…

と、気になるところをちょいちょい治療してると、いつのまにか不自然な顔に仕上がっていることも。

特にかかりつけの病院も医師もなく、治療ごとに違う病院を転々とするタイプの人にありがちです。

ついでに言うなら…

どこに・どの治療を・どれくらいするか等を、自分で決めているセルフプロデュース型の人です。

「自分のことは自分が一番良くわかっている」と思う気持ちはわかるのですが…

バランス感覚センス客観性が相当優れていないと「自然な美しさ」は手に入りません。

できれば、技術・センス・人間性ともに信頼できる医師を見つけて、相談しながら最終目標に向かって治療するのがベストです。

ハイイロネコ

まぁ、この先生を見つけるのが至難の技でもあるのですが。

美容医療はどこまでやるか、結論

一言で申し上げるなら…

失敗のリスクを最小限に抑えた上で、不自然にならない程度」です。

何を持って失敗、リスクと捉えるかは人によってかなり異なると思うので…

それは個人の基準で良いと思います。

ただ、線引きとして提案したいのは、

ハイイロネコ

不自然」と言うポイント。

もちろん、この捉え方にも人によってかなりバラツキがあるのは事実ですが…

それ以前に、治療を重ねるうちに自分自身の「不自然」の感覚が変わってしまう可能性もあります。

要は、欲に押されて客観性を失う(感覚が麻痺する)可能性のことです。

ブレない客観性と審美眼を持って「自然な美しさ・若さ」を追求できるのであれば…

その上限が「どこまでやるか」の結論で良いと思います。

ハイイロネコ

あくまでも自然に、でもちょっとだけ「キレイで若々しい」印象を与えることが出来れば、それがベスト。