「肌の知識編」で説明したかったのは…
肌のことをきちんと知ると「本当に必要なスキンケア」が見えてくる、
ということです。
- 肌の構造と働き
- 皮脂膜の重要性
- 化粧品の本当の効果
この3つのポイントを、ここまでの記事で説明してきたので…
ハイイロネコ
スキンケアを頑張っても美肌になれない理由
前回お伝えしたとおり、
私たちは知らず知らずのうちに
「スキンケアの常識」なるものを植え付けられています。
しかし、これに従ってきちんとケアしていても、
なかなか「美肌」には辿り着けません。
それもそのはず。
要は、あまり意味のない成分を肌の表面に塗り込んでいるだけで…
それだけならまだしも、
製品によってはむしろ肌のバリアを壊しているだけなのですから。
ハイイロネコ
かつての私のように…
どんなに過剰なケアをしても若さ(細胞の活発さ)がカバーしてくれます。
しかし20代後半から30代前半になる頃には、
何らかの肌トラブルを抱えてスキンケアの見直しをし始める人が多いのも事実。
もちろん、ホルモンバランスや加齢による肌の変化が起こる年齢でもありますが…
それだけとは言えない症状がたくさんあります。
- 敏感肌になった
- 乾燥肌になった
- 毛穴が目立ってきた
- 吹き出物ができるようになった
- ファンデーションが浮く(脂性肌)
- 小じわや弛みが気になってきた
一見、よくある症状に見えるかもしれませんが…
健康な肌であれば、
この年齢でこれらの症状に悩まされることなどほとんどありません。(※)
特に乾燥なんて…
本来は皮脂の分泌量が極端に減ってくる
ハイイロネコ
それなのに、
20代や30代でこれらの症状に見舞われる人が少なからずいるのは…
スキンケア神話に踊らされて、
若いうちから過剰なスキンケアを行なってきた結果。
あまり着飾ることに興味がなく、ほとんど化粧をしたことのない人の肌って、
30代になっても子供みたいにツルツルしていますよね?(※)
それが良い証拠です。
本当に必要なのは、肌の機能を活かすスキンケア
本当に必要なスキンケアとは…
肌本来の機能を最大限に活かすために必要なスキンケアのことです。
なぜなら、
人間が生まれ持っている機能に勝る「化粧品」など存在しないからです。
肌本来の機能を活かすスキンケア
肌本来の機能を正常に維持するには、
この条件が必要
- 肌の表面に皮脂膜が張っている
- 角質層のキメが整っている
- 潤い成分が十分に保たれている
- ターンオーバーの機能が正常に働いている
なので、この条件を保つために必要があればケアを行う、
というスタンスこそが本当に必要なスキンケアです。
つまり、肌本来の機能を活かすスキンケアのことです。
もちろん、肌の機能は本来何もしなくてもきちんと働くようにできています。
ハイイロネコ
化粧はしなくとも日焼け止めくらいは塗った方が良いし、
なんなら上から化粧をした方がより紫外線の予防にもなります。
こうして何かを肌に乗せる以上は、
「落とすこと」が必然になるので…
そこから先は、
嫌でも必要最低限のスキンケアが必要になってしまうのです。
必要最低限のスキンケアは使用する化粧品で変わる
日常生活に必要であろう、最低限のケアを挙げると…
- 日焼け止めを塗る
- (化粧をする)
- メイク落とし
- 洗顔
- 必要に応じて保湿
ここで問題になるのが、日焼け止めや化粧品の成分。
これによってメイク落とし(クレンジング)の強度が変わってきます。
落ちにくいシリコン等が配合された化粧品を使えば、
洗浄力の強いメイク落としが必要だし、
皮脂膜まですべて洗い流された肌 = 当然乾燥します。
ハイイロネコ
一方、洗浄力の弱いメイク落としでも落とせるものを使用していれば…
洗顔後の保湿が必要なかったり、
せいぜい化粧水だけで済むことも。
要は、
使用する化粧品の成分によって必要なスキンケアが変わってくるということ。
言うまでもなく…
出来るだけ後者に近づけた方が、
ハイイロネコ