「化粧水」は使わない人を見たことがないくらい、当たり前のスキンケアですが…
実際に化粧水ができることは、一言でいえば「肌の表面を整える」だけ。
とは言え、季節や肌の状態によっては何かと助けてくれる存在なのです。
ハイイロネコ
なので…無駄に「良い成分」にこだわらず、最低限のものを揃えましょう。
目次
化粧水の役割と効果
上の図からわかるとおり、肌の表面(角質層)だけを潤すのが化粧水の役割です。
角質層にいるのは、死んだ角質細胞ですが…
- NMF(Natural Moisturizing Factor)成分
- 水分
- 細胞間脂質(セラミド)
と言う、もともと肌に存在する3つの成分によって密着させられ、綺麗に整列しています。
その状態が、いわゆる「きめの整った肌」ですが…
この3つが足りなくなると、角質は散らかり放題=「きめの乱れた肌」へまっしぐら。
角質層の乱れは表皮全体に伝わり、その下にある真皮層まで伝達されると、
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本当に健康な肌や、若い肌であれば十分に揃っている3つの成分ですが…
何らかの理由で減少してしまうのを補ってくれるのが、化粧水なのです。
つまり、長〜い目で見れば…
- 肌を潤す
- 角質層を整える
- ターンオーバーが正常で、健康な肌へ導いてくれる
と言う、少しずつ地道に助けてくれる存在でもあるのです。
うるおい効果抜群!化粧水に必要な成分とは?
化粧水の役割が理解できたら、おのずと見えてくるかもしれませんが…
化粧水に必要な成分は、角質層を潤してくれるものです。
つまり、上で挙げた3つの成分に近いものがあればOKと言うわけです。
- NMF成分:アミノ酸とPCA(アミノ酸代謝物)が主体
- 水分:水
- 細胞間脂質:セラミド
PCAは Pyrrolidone carboxylic acid の略で、ピロリドンカルボン酸のことです。
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つまり、化粧水に入っていると助かる成分はこの4つ
- アミノ酸
- ピロリドンカルボン酸ナトリウム(※)
- 水
- セラミド
ヒアルロン酸・コラーゲン・プラセンタといった成分が入っている化粧水もありますが…
それによって肌中のコラーゲンや、ヒアルロン酸が増えるわけではありません。
あくまでも、角質層の保湿という目的で配合されているだけ。
それなら、元から角質層にある成分が配合された化粧水の方が、効果を期待できます。
ちなみに、ピロリドンカルボン酸ナトリウムはヒアルロン酸よりも保水力が高い成分です。
シンプルケアにおすすめの化粧水と選び方
上で紹介した4つの成分(アミノ酸〜セラミド)は…
乾燥しがちな肌や、きめの乱れがちな肌を助けてくれる優秀な成分です。
しかし、すでにうるおっている健康な肌であれば、あまり必要がないというのも事実。
必要のない成分のおかげで、価格が釣り上がっている製品を選ぶよりも…
今の肌の状態に合わせて、できるだけ必要最低限の成分が配合された化粧水を選ぶのがコツです。
トラブルのない健康な肌に必要な化粧水
化粧水の最低ライン、格安な製品で事足ります。
- 水・グリセリン・BGあたりが主成分
- 成分が5個〜10個程度で構成されたシンプルな配合
- 可能ならアルコールや防腐剤が少ないもの
同じ格安でも、無駄で粗悪な成分がごっそり入ったものは避けるようにしてください。
敏感肌、乾燥肌に必要な化粧水
肌荒れとは無縁だけど乾燥しやすく、化粧水が手放せないタイプの肌には…
- 水・グリセリン・BGあたりが主成分
- セラミドやピロリドンカルボン酸ナトリウムが配合されている
- ヒアルロン酸・コラーゲン・プラセンタなども配合されている
- アルコールが入っていない
- 上記以外にできるだけ余計な成分を含まないもの
この条件が揃っている製品がおすすめです。
ただし、有効成分(セラミド〜プラセンタ等)の配合量によって価格は釣り上がります。
どうせ高価なものを買うなら…
セラミドの配合(濃度)に力を入れている化粧水を探してみてください。
共通の注意事項
化粧水には、価格に関係なく無駄な成分がたっぷり配合されているものもあります。
天然系成分(◯◯エキス←植物の名前等)であれば、アレルギーがない限り見逃してOKですが…
わかりにくい化学系横文字の成分は、その性質を調べた方が無難です。
そのうえで…
- 合成界面活性剤が配合されているもの
- 合成ポリマーが配合されているもの
- シリコーンが配合されているもの
この3つは確実に避けた方が無難です。
これらの成分がすべて肌に悪いとは言いませんが…
いずれも、化粧水の本来の役割=角質層を潤すために、まったく必要がないからです。
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拭き取り式はNG!化粧水の正しい使い方
よくある「拭き取り式化粧水」は絶対にNGです。
化粧水を浸したコットンで肌を拭き取ると、角質ケアができると言われていますが…
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コットンの表面は、手で触れるとふわふわの優しい素材ですが…
それは、乾燥している状態だから。
化粧水を浸して濡れた状態になったコットンは、織り目が収縮して硬くなるのです。
この状態で肌を擦ると、目には見えない無数の傷がつく可能性があり…
力加減によっては角質層の表面を剥がすことにもなりかねません。
そもそも「角質を拭き取る」と言う行為自体がまったく必要ないことを考えれば、
- 肌表面の摩擦=肌表面に傷をつける(稗粒腫の原因にも)
- 角質層の表面を剥がす=角質層の乱れにつながる
- コットンを使う=化粧水を大量消費する
というデメリットしかないのが「拭き取り式化粧水」です。
おすすめの化粧水の使い方は…
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以上。
Thayers ウィッチヘーゼル アルコールフリートナー(355ml)
アメリカのマサチューセッツ州で誕生した、創業170年のスキンケアブランドThayers(セイヤーズ)の化粧水。
水とウィッチヘーゼル(ハマメリス)エキス、アロエベラ、グリセリンが主成分で、余計なものが入っていないシンプルな化粧水です。 いくつか種類がありますがROSE PETALがお勧め。
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