「美肌養成ラボ」でおすすめしているシンプルケア。
顔を中心としたスキンケアをメインに取り扱ってきましたが…
実はヘアケアやボディケアにも応用できるのです。
ハイイロネコ
髪のシンプルケアとは?
シンプルケアのコンセプトは「必要最低限」のケアを行うこと。
それをヘアケアに応用した場合、
- シャンプーの洗浄力と成分を必要最低限に抑える
- コンディショナーの成分も必要最低限のもの
- ① のシャンプーでも落とせるヘアケア製品を使用すること
要は、化粧品とクレンジングの関係と同じです。
髪をセットしたり、髪質を整えるために使用する製品の成分にこだわり…
洗浄力があまり強くないシャンプーでも落とせるものを選びます。
髪や頭皮に一番ダメージを与えているのは、洗浄力の強いシャンプー。
なので、これを避けることで健康な髪と地肌を保つことが可能になるのです。
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特に、こんな症状に悩まされている人におすすめです
- 頭皮の湿疹やニキビ、フケが気になる
- 頭皮のベタつきや臭いが気になる
- 髪の毛が少なく(細く)なってきた
- 以前と髪質が変わった
- 上の症状が気になる30代以降の人
ヘアケアをシンプルにするとどうなるか?
髪のシンプルケアを実践すると、始めのうちは…
- 泡立ちの悪さや、洗い足りない感じ(2度洗いで解決)
- 洗っている最中の手触り=キシキシ感
- ブロー後の手触り=パサパサ感
こんな点が気になります。
しかし、これらの不快感は1ヶ月もすれば落ち着き…
すっかり慣れた頃には、髪質や頭皮の変化がはっきりとわかるようになります。
- 髪が素直で扱いやすくなる
- 頭皮ニキビや湿疹が減る
- 毛穴の詰まりが解消され、健康な髪がニョキニョキ生えてくる
- 夕方でも頭皮の臭いやベタつきが気にならない
これらは実際に私が経験したものですが…
30代半ばくらいから気になり出した数々の症状が、今ではまったく気になりません。
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と言った感じですが、デメリットも少しだけあります。
それは「髪の艶」。
シリコーンでコーディングしまくっている髪と比較すると…
どうしても艶感では勝てません。(泣)
但し、艶出しが出来る肌に優しいオイルもあるので、こちらの記事 で紹介しておきます。
シャンプーの選び方(成分の見分け方)
シャンプーを選ぶ際のポイントはこの2つ
- 使用されている洗浄剤(合成界面活性剤)の洗浄力
- シリコーンが入っていないこと
洗浄力の見分け方
洗浄力の強さは、主成分となる界面活性剤の種類によって変わります。
成分の詳しい情報は「シャンプー 成分」等で検索すれば山ほど出てくるので…
ここでは、簡単な見分け方をお伝えします。
種類 | 洗浄力 | 刺激 | 成分名の特徴(以下の文字が含まれる) |
アミノ酸系 | 弱〜中 | 弱 | ・ココイル〜 ・コカミド〜 ・ラウロイル〜 但し、以下の名前が含まれる場合は洗浄力やや強め (イセチオン・タウリン・サルコシン) |
ベタイン系 | 中 | 弱 | ・〜ベタイン ・ココアンホ酢酸Na |
石鹸系 | 強 | 中〜強 | ・ラウリン酸Na / K ・ミリスチン酸Na / K ・パルミチン酸Na / K ・ステアリン酸Na / K ・オレイン酸Na / K ・ラウレス – 3 / 4 / 5 / 6 (ラウレス+数字の後に酢酸Naやカルボン酸Na) |
高級アルコール系 | 強 | 強 | ・ラウリル硫酸〜 ・ラウレス硫酸〜 ・アルキル〜 ・スルホコハク酸〜 ・スルホン酸〜 |
表のとおり、成分の名前からある程度の洗浄力がわかります。
主成分となる洗浄剤(※)が、弱〜中程度の洗浄力のものだけで構成された製品を選んでください。
シリコーンが入っているシャンプーの見分け方
もうひとつ、注意していただきたいのはシリコーン。
最近は使用感をよくするために、シャンプーにまで配合されていることが多いので…
こんな名前の成分が記載されていないか、チェックしてください。
- ◯ ◯コン
- ◯ ◯シロキサン
- シクロ◯ ◯
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トリートメントではなくコンディショナーを選ぶ
まず、トリートメントではなくコンディショナーを選んでください。
トリートメントは髪のダメージを修復したり、保湿してくれると思いがちですが…
- 表面のキューティクルを剥がす(溶かす)
- 有効成分を注入
- シリコーンで固める
と、言う作業をしているだけです。
使用するのであれば、べっとりシリコーンを落とせる洗浄力の強いシャンプーが必要なので…
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それよりも、普段はシリコーンの入っていない(※)コンディショナーを使用しつつ…
- 保湿ケアを別途行う
- スペシャルケアとして美容院でトリートメントをしてもらう
この2点をプラスする方が、髪にも頭皮にも優しいヘアケアが出来ます。
髪の保湿ケア製品の選び方
洗浄力が強くないシャンプーと、ノンシリコンのコンディショナーを選んだら…
次に選んで欲しいのは、保湿ケア製品。
特に肩より下のロングヘアだと、コンディショナーのみでは乾燥しがち。
若い世代ならまだしも、30代以降は髪の乾燥にも気をつけたいところです。
そこでおすすめなのは、
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一般的に洗い流さないタイプのトリートメントのことですが…
これにも色々な種類があるので、注意してほしいのは成分。
- シリコーンが配合されていない
- 刺激の強い合成界面活性剤が配合されていない
- 植物油脂系のオイルが主成分(ミネラルオイルはNG)
この3点を基準に選べば、基本的にはOKだと考えてください。
お風呂上がりに、サッと髪に付けるだけで乾燥から守ってくれます。
肌も髪も必要なものはほぼ同じ
肌と髪の毛は同じ素材(タンパク質)だし、
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なので、使用する製品を選ぶ基準は、スキンケアと何ら変わらないのです。
と言うか、それで事足りるものです。
髪の毛も本来、健康な状態であれば余計なケアをする必要はありませんが…
肌と同様、余計なことをすればするほど、さらに「余計なこと」をしなくては保てなくなります。
その結果、
- 頭皮の状態悪化(臭いやベタつき、湿疹等)
- 髪質の悪化
- 更年期以降に薄毛になる可能性
などを招いてしまうことも。
最初に挙げた「気になる症状」がいくつか思い当たる人は、
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実際に使用しているヘアケア製品の紹介はこちら