ミネラルファンデーションの選び方(成分一覧付き)

ミネラルファンデーションを使用するのであれば…

そのメリットを享受できるもの以外はあまりオススメしません。

その理由は前回の記事でお伝えしたとおり

では、肌の負担が少ないミネラルファンデを選ぶには、何を基準にすれば良いの??

というのが今回の記事の内容です。

ミネラルファンデーションを選ぶ際の注意点

本当に肌に優しい(落としやすい)ミネラルファンデーションを選びたければ…

できるだけ、ほとんどの成分が鉱物で製造されているものを選んで下さい。

ミネラルファンデーションと名付けられた製品には、

  1. ほぼ鉱物だけが配合されたもの
  2. 鉱物以外もふんだんに配合されているもの

の2種類があります。

ファンデーションの使用感カバー力を求めれば求めるほど、鉱物以外の成分が必要になります。

多少の含有量であれば、許容範囲ですが…

  1. 鉱物以外の成分表示数が多いもの
  2. シリコン等の落としにくい(肌への密着性が高い)成分が含まれているもの

これらを選ぶのであれば、ミネラルファンデーションのメリットはないと考えた方が妥当です。

ハイイロネコ

但し、鉱物ならすべてOKと言うわけではないので要注意!!

以下の成分一覧を参考に、良いと思う成分が配合されたものを選んでみて下さい。

ミネラルファンデーションの成分一覧

ミネラルファンデーションによく使われている成分をピックアップしてみました。

一般的に知られているメーカー、7社分の製品が対象です。

成分の役割別になっており、判定項目の見方は以下のとおりです。

判定の見方

◯ = どんな肌にもほとんど支障なく使えるもの
△ = 体質や肌の状態によっては注意が必要なもの
✖︎ = 肌への刺激肌荒れを起こす可能性があるもの

基材(ベースになる成分)に使われる成分

タルク

滑石・ケイ酸塩鉱物 鉱物:◯ 判定:△
吸収性がなくなめらかにのびてカバー力も期待できる。肌に付ける場合は安全生も高いが、一時期アスベストを含むタルクの使用が問題となったことがある。現在は含まれないとされているが、製造国やメーカーによっては注意が必要。

マイカ

雲母・ケイ酸塩鉱物 鉱物:◯ 判定:◯
キラキラしたパールのような光沢があり、肌に艶感を出す。表面がスベスベしていて伸びが良く、密着性も高い。肌への刺激やアレルギーの可能性も少ない安全性の高い優良成分。

セリサイト

絹雲母・ケイ酸塩鉱物 鉱物:◯ 判定:◯
マイカとほぼ同様。マイカの中で粒子が細かいものセリサイトと呼ぶこともあるが、ほぼ同一に扱われている。ファンデーションの基材として販売される場合は別物として分けられており、使用したイメージではマイカよりも上品な(おとなしい)光沢感。

カオリン

高陵石・ケイ酸塩鉱物 鉱物:◯ 判定:◯
粒子が小さく表面積が大きいため、吸収力と皮膜力が高い。他の成分(粉)を肌に密着させる効果があるので、基材としてファンデーションに配合されることが多い。単独ではクレイパックとしても使用される。

基材補助に使われる成分

オキシ塩酸ビスマス

鉛と銅の金属精錬で出来るビスマスの化合物 鉱物:✖︎ 判定:✖︎
鉛や銅を精製する過程で出来る副産物(自然界に存在しない)で、パールのような光沢があり肌に艶感を出す。肌への刺激が指摘されていて、かゆみや湿疹の原因になることも。また大量に使用すると嚢胞性ニキビを引き起こす。意外と多くのメーカーが使用しているが要注意な成分。

シリカ

二酸化ケイ素 鉱物:◯ 判定:△
吸収性に優れており、皮脂や汗を吸収して肌の表面をサラサラに保つ。また、湿気による固形化を防ぐので化粧品のパウダー状を保つために使われている。人によっては乾燥が気になる場合もあり、大量に吸い込むと危険。

コーンスターチ

トウモロコシから作られる澱粉 鉱物:✖︎ 判定:◯
食用として馴染みの深い成分。しっとりとした質感で吸水性と保湿性があり、肌の表面をサラサラに保つ。

シルクパウダー

シルクを精製して作られるフィブロン(アミノ酸) 鉱物:✖︎ 判定:◯
人の肌に含まれる天然保湿因子(NMF)とよく似た組成のため保湿効果があり、絹特有の光沢も肌を綺麗に見せてくれる。シルクパウダーだけを使用したフェイスパウダーも販売されている。

紫外線をカットする成分

酸化チタン(二酸化チタン)

チタンの酸化物・無機化合物 鉱物:△ 判定:◯
肌への刺激も少なく安全な紫外線錯乱剤と言えるが、大量に使用しないと日焼け止めのような強い効果は期待できず、カバー力と白色着色力が強すぎて(白浮きが激しい)ファンデーションに使用できるのはほんの少量。

酸化亜鉛

亜鉛の酸化物 鉱物:△ 判定:△
酸化チタンと並んで紫外線散乱材として使われており、酸化チタンよりもSPF効果が望める。カバー力にはなるもの。また、消炎作用があるので塗り薬などにも多く使用されていて、ニキビなどの消炎には効果的だがトラブルのない肌には若干の乾燥が気になる。金属アレルギーにも注意。

着色(肌色を作る)成分

酸化鉄

鉄の酸化物で、身近では「錆」を構成する成分 鉱物:◯ 判定:◯
非毒性で耐湿性にも優れているうえに退色しない着色料。黄色・赤色(別名:ベンガラ)・青色・黒色などの単色酸化鉄を混ぜて、肌に合う色を作ることが出来る。

酸化防止剤

トコフェロール

ビタミンE(脂溶性) 鉱物:✖︎ 判定:△
皮膚吸収により血行を促進し、表皮のターンオーバーを促す働きがある。肌あれ防止効果、老化防止効果、くすみを防ぐ効果などがある。肌への浸透性が高いので個人的にはあまり使用したくない成分。(ごく少量であれば問題無し)

パルミチン酸アスコルビル

合成界面活性剤型ビタミンC(ビタミンC誘導体) 鉱物:✖︎ 判定:△
本来脂溶性ではないビタミンCを、皮脂に溶けやすくして安定性を高めたもの。微弱な美白効果やUVカット効果もあるが、こちらも肌への浸透性が高く個人的にはあまり使用したくない成分。(ごく少量であれば問題無し)

保湿剤

◯◯オイル・◯◯エキス・シア脂

聞いたことのある植物系の名前のあとに、オイルやエキスなどと続く成分、シア脂などが配合されている製品もよく見かけますが、こちらは特定のアレルギーがない限りあまり気にしなくてOKな成分です。

成分を判断する際のワンポイント

ここで挙げた「判定:〇」のものだけを混ぜ合わせても、

  • ある程度のカバー力
  • 余分な皮脂の吸収
  • 紫外線のカット

この程度の役割を果たせるミネラルファンデーションが作れます。

ハイイロネコ

つまり、それ以外は余分と見做すことができるのです。

使用感やカバー力などを重視すればするほど「余分」な成分が追加されてゆき…

最終的には肌に良くもなんともない「自称・ミネラルファンデ」に辿りついてしまいます。

出来るだけ肌に良いミネラルファンデを選びたければ…

  1. 余分な成分に着目する
  2. それが「どんな性質を持つ成分なのか」をしっかり調べる

と言うステップを踏んでから購入することをオススメします。