コロナ禍になってから、さらに使用頻度が増えた通販。
家電や日用品を買う分にはあまり神経質になる必要もありませんが…
衣料品(靴、バッグ等の小物を含む)の通販は、
ハイイロネコ
かもしれない時代がやってきたようです。
目次
店舗で販売している商品、実は結構「汚品物」
かつてアパレル企業で勤務していたこともあり、研修や応援で店舗に立ったことも。
その時の経験からわかるのですが…
店舗で陳列されている商品のコンディションには、バラつきがあるのです。
入荷したてで袋から出したばかりの商品もあれば、
何度も試着されたり床に落とされた商品、すでに細かい毛玉が発生している商品なんかも。
さらに…
- 汗だくの客が試着 びっちょりと濡れた商品を乾かして再び陳列
- ワ◯ガの客が試着 脇の部分にシミができたのを部分洗いして再び陳列
- 子連れの客が試着 子供のヨダレやお菓子のカスが付いたものを拭き取って再び陳列
- 何かに引っかけて糸が飛び出た 簡易道具で適当に修正して再び陳列
※ あえて「お客様」とは書きません!!(心中お察し)
こんなのは割と日常茶飯事。
ハイイロネコ
とお思いでしょうが、
為念でお伝えしておくと、私が勤務していたのは高級セレクトショップです。
店舗の場所も都心の一等地ばかりで、郊外のファストファッション店ではありません。
何が言いたいかと言うと…
それでもこのレベルだと言うこと。
つまり、店舗で陳列されている商品は決して新品ではないのです。
そんなこともあって、店舗で衣類を買う時は
ハイイロネコ
と、ストックから新品を出してきてもらう習性が未だに抜けません。
通販だと新品が手に入る?のは以前の話
そんな事情を知っているからこそ、通販は大いに活用してきました。
なぜなら、通販だと「誰にも試着されていない」新品が手に入るから。
それに、通販サイト独自の割引やクーポンで店舗よりも安く買えることもあって…
大変申し訳ないとは思いつつ、
ハイイロネコ
と言う行動パターンが身についてしまいつつあった今日この頃。
そんな折りに、コロナ禍で通販の需要が急拡大。
店舗に行けないお客様を取り込むため、色々なサービスが繰り出され…
通販特有の弱点とも言える
- サイズ感がわからない
- 似合わなかったらどうしよう
- 色が思っていたのと違う
といった、所謂「お客様都合」の返品や交換のハードルが劇的に下がったのです。
さらに最近では、返送料もかからない「試着」サービスも増えています。
サイズ合わせのハードルが高い「靴」を買う時なんかは
ハイイロネコ
ので、このシステム自体はありがたい通販の進化と捉えられるのですが…
タグ付きの新古品が送られてきた(1)
先日、某Am◯zonでランニング用のUVカット帽を購入しました。
欲しいものは決まっていたので、会員サービスの「試着」は利用せず、単純に購入を選択。
- もちろん新品未使用品
- 販売元も知らない業者ではなくAm◯zon.co.jpのもの
- 値引きもなくほぼ定価
と言う条件で購入したにもかかわらず…
届いたのは、新品同様のビニールに入ったタグ付きの新古品でした。
(画像は公式サイトから拝借しました)
この真っ白な帽子の内側(額に触れる部分)が…
汗染みでまっ茶色だったのです。
ご丁寧に濃淡までつけて、自然の波模様を描いていました。
ハイイロネコ
仮にこれが千円くらいのものなら、
ハイイロネコ
となったのかもしれませんが、税込6千円弱。
迷わず返品、しかも「不良品」扱いで返送しておきました。
そして、はからずも白は汗染みが目立つと言うことを知ったので、
ブランドの公式サイトから色違いの黒を購入して一件落着。
ハイイロネコ
タグ付きの新古品が送られてきた(2)
さらにもう一点。
こちらは某ZO◯OTOWNで購入した時のこと。
ZO◯Oは割と初期の頃からずっと愛用していた通販サイト。
少なくとも10年以上の利用歴の中で、こんなことは一度もなかったのに…
届いた商品が他人の家臭い、しかも割と高齢の方がお住まいの家。
ほのかに香る程度ではなく、がっつり臭い。
お線香+古い木造戸建てのカビ臭+お味噌汁
これを、中年以上のオバ様が好む香水の香りと加齢臭で割ったような匂い。
ハイイロネコ
よく見たら腕のあたりにうっすら汚れもあったので、
間髪入れずに密封して返品しました。(もちろん不良品として)
ハイイロネコ
とか、いらんことを考えてしまいましたが…
きっとどなたかのお家でステイホームしていた時間が長すぎたのでしょう。
通販で新古品(返品された商品)を掴まされないためには?
Am◯zonの件は、本当に試着だけであの状態になったのか疑問は残りますが…
どちらも明らかに一度誰かの手に渡った商品。
しかし、この2件には少しだけ温度差があります。
Am◯zonは試着をサービスにしている時点で、完全なる新品以外が届くのは致し方なし。
ハイイロネコ
と、初めから考えておくべきなのかもしれません。
一方、ZO◯OTOWNの場合は返品・交換に送料が課せられるので…
すべて無料のサービスよりは少しだけハードルを高く設定しているようです。
それでも、他社の試着サービスに慣れている方なのか、
ブロガーさん
なんて記事を書いているブロガーさんもいたので(別にそれが悪いとは言わないが…)、
新品ではない可能性が増えたのも事実。
多少の温度差はあれど、どちらにも新品という名の新古品が紛れているのは間違いありません。
売り切れたのに1点だけ再入荷した商品に要注意
で、こんな新古品を掴まされないために注意すべきなのは…
- 1点だけの再入荷品
- しかも、発売から割と時間が経っている商品(SALE品は特に)
この2つの条件。
売り切れ表示が出てから数日以内であれば単なるキャンセルの場合もありますし、
発売直後からシーズン序盤あたりまでは、メーカーによる補充も割と多くあります。
売れ筋のため、一旦完売したものを再販する場合もあります。
しかし、シーズンも終わりに近づいた商品で長らく欠品していたものが、
ある日突然1点だけ入荷している…
なんて場合は、
ハイイロネコ
と、ポチってしまう前に少し考えた方が良いかもしれません。
(特に返品不可の場合)
ちなみに、私が摑まされた生活臭アウターはまさにこのパターンでした。
今だからこそ、店舗で商品を購入しよう!
かつては逆だったのに、今は…
いや、今だからこそ店舗で購入という選択肢もありです。
欲しい服のブランドサイトを訪れれば、割と簡単に店舗の在庫検索ができる時代。
お目当ての品番で検索して「残りわずか」表示よりも、
「在庫あり」表示のある店舗に行けばそれなりに点数もあるはずです。
少しだけ心苦しいかもしれませんが、
ハイイロネコ
と聞けば、快く新品を譲ってくれる店員さんは多いはずです。
このコロナ禍で店舗の運営が厳しくなっているアパレルを応援する気持ちも込めて…
今こそ、店舗で新品を手に入れる時代なのかもしれません。
おわりに
散々書いておいてなんですが…
この記事、中古品に抵抗のない人にはまったく理解できないかもしれませんね。
でも、フリマアプリではなくお店から買うのに新古品って…
と思う人も少なからずいるはず。
というか、返品・交換するならもう少しきちんとして欲しいですね。
ハイイロネコ
そして、出荷する側ももう少しちゃんと検品してください。
ハイイロネコ