スーパーの牛乳売り場に並んでいる「牛乳っぽい」製品たち。
低脂肪とか、濃いのとか、カルシウム入りの牛乳もある…
程度の認識でしたが、
それらが実は牛乳ではないということをご存知ですか??
ハイイロネコ
目次
価格の安い牛乳は牛乳ではなかった
同じ売り場で似たようなパッケージ、
似たような雰囲気で陳列されている商品。
知らなければどれも牛乳だと思いこんでしまいそうですが…
実は牛乳とそれ以外にわかれているらしいです。
ハイイロネコ
と考えて、あまりよく見ずに牛乳を選んでいましたが…
ある日、価格の安い製品に「乳飲料」と書かれていることに気付きます。
一方、価格が高い方の製品をみると、そこには「牛乳」の文字。
そう言えば…
「乳飲料」と書かれた商品には、
牧草の広がる大地や牛の絵は書かれているけど、
ハイイロネコ
牛乳っぽい製品には3つの種類が存在する
気になったので調べてみると、
この牛乳らしき飲み物には3つの種類があるらしい
牛乳
生乳だけを使用していて、成分を調整していないもの。
加工乳
生乳に乳製品(脱脂粉乳・クリーム・バター等)を加えて加工したもの。
主な商品:特農ミルク・低脂肪乳 等
乳飲料
生乳に乳製品(脱脂粉乳・クリーム・バター等)、さらに牛乳由来以外の特定栄養分(カルシウム・鉄分等)などを加えて加工したもの。
主な商品:カフェオレ・いちごみるく・カルシウム入りミルク 等
牛乳と牛乳以外の見分け方は?
商品のパッケージには、
四角で囲まれた「種類別」の表記が必ずあるので
そこに書かれている文字で判断します。
- 牛乳:牛乳
- 加工乳:牛乳ではない
- 乳飲料:牛乳ではない
と、とても単純ですが、
非常ーーーーに小さい文字で書かれているので、
老眼などで細かい文字が見えない人には、不親切な表記。
そこで、
視力に関係なく、小さな子供でもわかる見分け方があります。
ハイイロネコ
ここにくぼみ(切り欠き)があるのが「牛乳」です。
そして…
何もなくフラットなのは「牛乳以外」です。
これは、目の不自由な方でも判別できるようにするためのもの。
細かい表示を見なくても一瞬で判別できるので、
ハイイロネコ
そもそも牛乳って飲んだ方が良いの?
かつては牛乳でカルシウムが摂取できる=身長が伸びると言われ、
学校給食でも必ず献立に並ぶほど、身体に良い飲み物だと認識されていました。
しかしその後、
- 乳牛に使用されるホルモン剤(常に妊娠している状態にするため)が危険
- 女性ホルモンが入っていて乳がんや卵巣がんを誘発する
- 牛に与えている抗生物質の危険性
といった説が飛び出した結果、
世間での認識は大きく変化してしまいました。
実際に牛乳は危険な飲み物なのか?
牛乳が身体に良い説 VS 危険説、どちらも諸説あれど…
結論から言うと、
いずれも情報の発信者によって見解が異なります。
- 身体に良い説:生産・販売する側の立場
- 危険説:一個人や研究者の主張
発がん性との関係についても同様で、
かつ、そもそもこれに関しては…
ハイイロネコ
摂取量に対する発病との因果関係を示すデータのほとんどが
「乳製品」という括り。
そして、調べれば調べるほど多くのデータが存在し…
- どのデータが正しいのか?
- 本当に危険なのは何なのか?
という「真実」を探し当てるのは至難の技でした。
つまり、どの情報を信じるかは受け取る側に委ねられているようです。
牛乳を飲むメリットは?
こちらの情報も同上で、発信者によって諸説あるものの…
栄養素が多く含まれていることは、紛れもない事実。
- カルシウム
- ビタミンB2
- ビタミンD
- たんぱく質
などが多く含まれています。
ただ、これらは牛乳からしか摂取できないわけではないので、
ハイイロネコ
と言われたらそれまで。
代わりに他の食物から摂取しようと、手っ取り早くサプリを飲もうと…
そこは個人の自由。
「牛乳の味が好き」なら飲めば良いし、
嫌いなら無理して飲むほどのメリットもなし、というところです。
ハイイロネコ
結論:牛乳も適量なら問題なし
ホルモン剤だの、抗生物質だの、発がん性だの…
こう言う「疑惑」は、
どんな食べ物でも調べれば1個は見つかるのでは?
…と思うほど、
発信源や根拠すら曖昧な情報で溢れかえっています。
これをひとつひとつ気にし出したら、
ハイイロネコ
そもそも、牛乳に限らず…
一つのものを過剰に摂取 = NG
だったら、
いずれもほどほどにバランス良く摂取すれば良いだけの話。
つまり、牛乳も適量を摂取する分には、
さほど神経質になる必要はなさそうです。
おまけ:牛乳と生理痛の関係
個人的な話ですが…
その昔、牛乳が好きすぎてめちゃくちゃ愛飲してました。
それこそ、毎日水のように飲んでいたのですが、
あることをきっかけにぱったり止めました。
シリアルにかけたり、コーヒー・紅茶に入れる程度の摂取量にした結果…
酷かった生理痛がほとんどなくなりました。
本当にそれが理由なのか、
年齢による身体の変化なのかはわかりませんが…
タイミング的にぴったりだったので、何となく関係があるのかな…
と思ったり思わなかったり。
ハイイロネコ